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挨拶の意味を教えたいときは、漢字で書いてみよう!
2016.05.01
おはようございます、こんにちは、いただきます、さようなら・・・。挨拶をする習慣は、大人も子どもも関係なく大切なものですね。
子どもの頃、「挨拶は基本だからきちんとしなさい」と叱られたことがあります。そのときは「なんだか面倒くさいなあ」と思ったのですが、社会人になると挨拶は大切だと実感する場面も増え、親となった今では、子どもにはきちんと挨拶のできる人になってほしいと思うようになりました。何とも身勝手なものです。
子どもに挨拶の大切さを伝えるときに、それぞれの挨拶の言葉の意味を伝えられれば、その場面で挨拶の言葉を述べることの意義もより伝わります。そんなときにおススメなのが、挨拶を漢字で書いてみるという方法です。
実は、挨拶で使う言葉を漢字で書くと、その意味がわかりやすくなるのです。そのいくつかを漢検ホームページの豆知識コーナーよりご紹介します。
おはよう → お早う
自分より先に出てきていた人に対して、後から来た人が「お早いですね(お元気でなによりです)」という意味を込めて「お早う(おはよう)お越しで」などと声をかけていたのが始まりとされる。先に来ていた人に対して初めて会ったときに使える挨拶だが、朝の挨拶として「おはよう」を使えるのは11時頃までが目安とされる。
すみません → 済みません
謝罪や感謝の言葉。「仕事を終える」「気持ちがおさまる」「満足する」という意味を持つ動詞「済む」に丁寧の助動詞「ます」をつけ、否定した形。この程度の謝罪では「自分の気が済まない(=気持ちがおさまらない、満足しない)」という意味を表す。感謝の場合は、「大したお礼もできず、気持ちがおさまらない」という気持ちが込められている。最近は「すみませんが~してください」と何か頼むときや、単に「すみません」と人に呼びかけるときにも使われるようになった。
ありがとう → 有り難う
「めったにないこと」という意味の形容詞「有り難し(ありがたし)」がウ音便化したもの。平安時代の随想『枕草子』では、「ありがたきもの」と題して「姑に褒められる嫁」「上司の悪口を言わない部下」「欠点のない人」など、言葉通りに「存在しがたいもの」として挙げられている。中世に仏教思想が広まるとともに神仏による奇跡(めったに起こらない貴重な出来事)への感謝の言葉になり、近世以降、一般的なお礼の言葉として使われるようになったとされる。
いただきます → 戴きます
身分の高い人から物をもらったり、神様に供えたもののおさがりを受ける際、頭上に戴いた(頭の上にのせたり、かかげるような動作をした)ことから、「戴く(頂く、とも表記する)」には「物をもらう」という意味が生まれ、いただいたものを食べたり飲んだりすることから、「食べる」「飲む」の謙譲語として使われるようになった。そこからさらに、食べ始める前の言葉として「いただきます」が使われるようになったといわれる。
漢検ホームページの豆知識コーナーでは、他の挨拶についても紹介されていますので、ぜひ読んでみてください。
〔記事を読む〕
漢字の豆知識 「こんにちは」のいわれ 挨拶を漢字で書くと意味がわかる1
漢字の豆知識 「ありがとう」の由来 挨拶を漢字で書くと意味がわかる2
(公財)日本漢字能力検定協会 漢検ホームページ
おはよう → お早う
自分より先に出てきていた人に対して、後から来た人が「お早いですね(お元気でなによりです)」という意味を込めて「お早う(おはよう)お越しで」などと声をかけていたのが始まりとされる。先に来ていた人に対して初めて会ったときに使える挨拶だが、朝の挨拶として「おはよう」を使えるのは11時頃までが目安とされる。
すみません → 済みません
謝罪や感謝の言葉。「仕事を終える」「気持ちがおさまる」「満足する」という意味を持つ動詞「済む」に丁寧の助動詞「ます」をつけ、否定した形。この程度の謝罪では「自分の気が済まない(=気持ちがおさまらない、満足しない)」という意味を表す。感謝の場合は、「大したお礼もできず、気持ちがおさまらない」という気持ちが込められている。最近は「すみませんが~してください」と何か頼むときや、単に「すみません」と人に呼びかけるときにも使われるようになった。
ありがとう → 有り難う
「めったにないこと」という意味の形容詞「有り難し(ありがたし)」がウ音便化したもの。平安時代の随想『枕草子』では、「ありがたきもの」と題して「姑に褒められる嫁」「上司の悪口を言わない部下」「欠点のない人」など、言葉通りに「存在しがたいもの」として挙げられている。中世に仏教思想が広まるとともに神仏による奇跡(めったに起こらない貴重な出来事)への感謝の言葉になり、近世以降、一般的なお礼の言葉として使われるようになったとされる。
いただきます → 戴きます
身分の高い人から物をもらったり、神様に供えたもののおさがりを受ける際、頭上に戴いた(頭の上にのせたり、かかげるような動作をした)ことから、「戴く(頂く、とも表記する)」には「物をもらう」という意味が生まれ、いただいたものを食べたり飲んだりすることから、「食べる」「飲む」の謙譲語として使われるようになった。そこからさらに、食べ始める前の言葉として「いただきます」が使われるようになったといわれる。
漢検ホームページの豆知識コーナーでは、他の挨拶についても紹介されていますので、ぜひ読んでみてください。
〔記事を読む〕
漢字の豆知識 「こんにちは」のいわれ 挨拶を漢字で書くと意味がわかる1
漢字の豆知識 「ありがとう」の由来 挨拶を漢字で書くと意味がわかる2
(公財)日本漢字能力検定協会 漢検ホームページ
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