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9/30 新潟県三条市で「第1回諸橋轍次記念漢字文化理解力検定」を開催
2018.07.13
5万字以上の漢字が収録され、世界最大の漢和辞典といわれている『大漢和辞典』。この『大漢和辞典』を30年余りにもわたって編纂し続けたのが、漢学研究者の諸橋轍次博士です。今年9月30日(日)に、諸橋轍次博士が生まれた新潟県三条市(旧下田村)にある諸橋轍次記念館で、「諸橋轍次記念漢字文化理解力検定」という漢字文化に関する検定が初めて行なわれます。
気になる検定の出題内容は、『大漢和辞典』に象徴される漢字文化に関して、総合的な知識と理解力を問うものだそう。ホームページにある出題例題を見てみると、漢字の読み書きはもちろん、漢文の中にある漢語の意味、国字・国訓に関する知識や諸橋轍次博士の功績についての知識を問う問題などがあり、漢字文化に関する幅広い知識が求められそうです。
検定結果は、検定当日中に発表され、検定試験の得点に応じて参段~四級までの段位・等級に認定されます。また、得点上位の方や最高齢段位認定者、最年少段位認定者にはそれぞれ称号が与えられ、表彰されるそうです。
検定後には、記念講演も行なわれ、「漢字カフェ」のあつじ所長のコラムでもおなじみ、阿辻哲次 京都大学名誉教授が講演する予定です。
新潟県三条市では、毎年、日本漢字能力検定(漢検)3級以上に合格した小学生と2級以上に合格した中学生を表彰する「諸橋轍次博士・漢字検定優秀賞」を設置し、小中学生の漢検受検を奨励しています。今回の「諸橋轍次記念漢字文化理解力検定」でも、中学生以下は検定料が無料となっており、多くの子どもたちに漢字の世界に触れてもらいたいという想いを感じます。
記念すべき第1回の検定ですので、漢字ファンの方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?漢字好きのお子さんと親子で挑戦してみるのもいいですね!申込方法など詳しい内容は、諸橋轍次記念漢字文化理解力検定ホームページをご覧ください。
《イベント概要》
「第1回諸橋轍次記念漢字文化理解力検定」
検定日:2018年9月30日(日)
会場:諸橋轍次記念館 (〒955-0131 新潟県三条市庭月434-1)
出題内容:『大漢和辞典』に象徴される漢字文化に関して、総合的な知識と理解力を問います。
単に漢字の読み書きや熟語の意味・用法だけでなく、文字や語彙にまつわる事項を含むものとします。
検定料:一般3,000円。高校生は2,000円。中学生以下は無料。
申込期限:2018年8月31日(金)
主催:三条市
後援:中華人民共和国駐新潟総領事館、公益財団法人 日本漢字能力検定協会、新潟県、新潟県教育委員会、新潟日報社、 三條新聞社、 越後ジャーナル社、NCT、ケンオー・ドットコム、読売新聞新潟支局、朝日新聞新潟総局、 毎日新聞新潟支局、産経新聞社新潟支局、NHK新潟放送局(予定)、BSN新潟放送、N S T、TeNYテレビ新潟、 UX新潟テレビ21、(株)大修館書店
■諸橋轍次記念漢字文化理解力検定ホームページはこちら
《記事画像》
諸橋轍次記念漢字文化理解力ホームページより
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