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放課後学習の参加者が急に増えた理由とは?
2017.01.24
昨今、学校や地域、PTA(保護者)が連携して、地域の子どもたちの学習を支援する活動が広がっていますね。
先日、小中学生を対象に行われている「放課後学習」で「漢検」に取り組み始めたことによって、参加者が一気に増えたという新聞記事を見つけました。
その取り組みをしている町とは、北海道の東部、十勝の南に位置する大樹(たいき)町。人口約6000人弱の町です。
新聞記事によれば、町内の小中学校の校長やPTAの会長らでつくる「学校支援地域本部」では、「大樹子ども未来塾」という週1回小学生向けに学習スペースを開放し、自習や読書をしてもらうことで学習習慣の定着をはかる取り組みが行われているそうです。2015年の事業開始当初は1回に20名ほどの参加があったものの、徐々に参加者は減少。最近は10名程度になっていたのだとか。そこで、昨年の12月頃から、今年2月に行われる平成28年度第3回の「漢検」に向けた対策学習を開始。希望者には対象級の教材を無料で配りはじめたところ、これまで25名だった登録者が一気に76名にまで増えたそうです。
「漢検」が放課後学習の活性化のお役にたっているという記事は、何とも嬉しいものですね。
実は、今回の記事にあるように、地域本部やPTAが主体となって「漢検」を申込みされる事例は他にもあります。
また、漢検としても、地域の漢字教育に貢献する人材を育成、紹介する「漢字教育サポーター紹介制度」という制度を設けて、地域での漢字学習の推進を支援しています。
「漢字教育サポーター」とは、漢検の1級・準1級に合格した方の中で、さらに当協会が主催する「漢字教育サポーター育成講座」を修了し、地域で漢字教育の支援を希望する方々を指します。現在、全国で400名程度登録者がおり、学校や地域の団体からの要請により、ニーズにあった人材をご紹介しています。
子どもたちに漢字に興味を持たせられる講座がしたい、漢検の対策指導をしてもらえる人を探したいというご要望があれば、ぜひ漢検ホームページをご覧ください。
《リンク》
十勝毎日新聞社ニュース 「漢検」呼び水参加増 大樹未来塾 2017/1/21掲載
漢検 漢字教育サポーター紹介制度のホームページはこちら
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