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「わたなべ」だけで100種類!?日本人の名字の話
2016.02.18
最も身近な漢字といえば、自分の名字や名前の漢字。最近、「夫婦別姓」に関するニュースが話題になったこともあり、自分の名字について改めて考えた人もいるのではないでしょうか。
たくさんの人が使っている名字もあれば、とても珍しい名字もあります。同じ漢字表記でも読み方が違ったり、読みは同じでも漢字が違ったりしますよね。間違えると失礼になるかもしれないと思うと、結構難しいものです!
そこで、日本人の漢字の専門家である早稲田大学の笹原宏之先生の「名字・名前と漢字」に関する講演内容を一部ご紹介します。
■日本の名字は種類が多い!
日本人の名字はほとんどが漢字で書かれており、種類が豊富です。ごく少人数しかいない名字も含めると約30万種類の名字があるそうです。
現在最も長い名字は漢字五字の「勘解由小路(かでのこうじ)」と「左衛門三郎(さえもんさぶろう)」ですが、江戸時代の末期には「上沼田下沼田沼田(かみぬまたしもぬまたぬまた)」というとてつもなく長い名字もあったとか。
日本には訓読みがあるため、漢字二字以上の名字も多数存在し、わずかな差やニュアンスを大切にするため、多様性に富んでいるのが特徴。「わたなべ」姓一つ取っても100種類ほど字体がありますし、同じ表記でも地域によって読み方が違うものがあります。
同じ漢字圏の中国や韓国と比べても、名字の多さは突出しているのです。
講演内容を詳しく知りたい方は、以下の講演資料をご覧ください。
〔記事を読む〕
講演「名字・名前と漢字」笹原宏之先生 生涯学習ネットワーク『会員通信Vol.11』(2013.11発行)掲載
生涯学習ネットワーク会員通信のバックナンバーページは、こちら!
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