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国研が「ことば」を楽しむサイト『ことば研究館』をオープン！

2018.06.14

　大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所（以下、国語研究所）が、2018年6月1日に「ことば」を楽しむウェブサイト『ことば研究館』をオープンしました。

　国語研究所といえば、日本語学・言語学・日本語教育研究を中心とした国内最高峰の研究機関であり、多数の研究論文やコーパスを公開しています。今回オープンした『ことば研究館』では、これまで主に専門家を対象に発表されてきた国語研究所の興味深い研究成果を、よりわかりやすいことばで発信し、「ことば」の研究をすることで見えてくる面白い世界を、一般の方にもわかりやすく、楽しくお伝えすることを目的に作られました。

　さっそく『ことば研究館』をのぞいてみると、とても興味深いコンテンツばかり。

　例えば、「ことばの疑問」のコーナーでは、“若者ことばの「やばみ」や「うれしみ」の「み」はどこから来ているものですか”　や　“「とても」は文章に使うには，くだけた言葉ですか”　といった、私たちが普段の生活の中でふと疑問に思うことばに関する事柄に対して、専門家がなるべく平易なことばを用いて真剣に回答されています。「さすが国語研究所さん」と読者をうならせるほど豪華な専門家のラインナップにもご注目です。

　また、国語研究所のイベント告知や開催報告も随時掲載され、「国語研ムービー」のコーナーでは、過去に国語研究所が開催した一般向け講演会の動画や研究紹介の動画が視聴できます。

　国語研究所によれば、今後は、ビジネスや学習に役立つ「使う・調べる」ためのコンテンツを中心に充実させ、国語研究所がインターネットで公開しているコーパスなどをさらに活用しやすいように、社会人・大学生向けの利用方法の案内や、教員・中高校生向けの「総合学習」に利用できる研究手法の案内などを予定しているそうです。

　「ことば」は私たちにとって最も身近な学習ツールですが、「ことばの研究」となると急に私たちの生活から縁遠くなるイメージがありました。『ことば研究館』は、身近な「ことば」と研究の世界とをつなぐ存在として、日本語を学ぶ人、教える人にとって“有意義なサイト”になりそうです。

　なお、国語研究所では公式Twitterも同時にスタート。『ことば研究館』の更新情報もお知らせしてくれるので、Twitterアカウントをお持ちの方はフォローされることをお薦めします。

　詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。

《リンク》
『ことば研究館』（国立国語研究所）はこちら　