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漢字でまちづくり!~福島県喜多方市~

アジアを中心とした外国からの観光客が増え、日本も観光立国となってきています。最近では東京や京都などのいわゆる観光都市だけでなく、口コミなどで地方都市にも観光客が押し寄せているそうです。
各地域が町の特色を活かして観光客を誘致するなか、「漢字のまち」として新たな町の魅力を発信している地域があります。
それは、福島県 喜多方(きたかた)市です。
喜多方といえば「ラーメン」や「蔵」が有名なのに、なぜ「漢字のまち」なのでしょうか。
2011年に市内の商店に漢字の看板を掲げ、創作漢字コンテストをおこなうなど「漢字のまち」としての発信をスタート。その後、東日本大震災で激減した観光客を呼び戻すため、「漢字のまち」としての取り組みを強化し、現在では、古代文字の看板を掲げた商店も増えて、「古代文字ミステリーウォーク」など観光と結びついた活動も行われているようです。
漢検1級・準1級合格者が集まる「漢検生涯学習ネットワーク」でも、喜多方市の取り組みに着目して実際に喜多方市へ足を運んだ会員が、その取り組みの様子を研修会で紹介するなど、漢字ファンにとっても注目すべき町となっています。
この春はどこに行こうかなと考えている皆さん、ぜひ喜多方に足を運んでみてはいかがでしょうか?
≪参考資料≫
会員発表 「漢字でまちづくりにチャレンジ!―福島県喜多方市の事例紹介―」 「漢検生涯学習ネットワーク 会員通信 Vol.18」(2015.8発行)掲載