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さかなクンに教わる子どもを伸ばす3つのポイント
2016.02.18
独特の話し方とその存在感から唯一無二の存在であるさかなクン。魚のことならなんでも知っている彼が東京海洋大学の客員准教授だということは有名な話です。
そんなさかなクン、どうしてそこまで魚に詳しくなっちゃったのだろう?ということで、『漢検ジャーナル』でインタビューをしてみたところ、子育てに大いに応用できそうないくつかのポイントがありましたので紹介します。
①好きなことは、とことんさせる
「自分はもともと絵を描くことが大好きな少年でした。小学生の頃、友達が書いたタコの絵を見た時に「うわっ、こんな生き物が本当にいるんだ!」と衝撃を受けたんです。もともと体格もきゃしゃで引っ込み思案な性格でしたが、タコ好きになってからは学校から帰ると自転車で2駅も離れたお魚やさんに毎日通いました。そうするとお店の人も熱心に教えてくださるんですね。ついには「珍しい魚が入ったら連絡するから」と教えてくれることも…」
それが今の魚の知識につながっていることは間違いないですね。確かに子どもが一つのおもちゃに固執して遊ぶというのはよくある話ですけど、好きなことはとことんさせることが大切な気がしてきました。
②個性を尊重する
「お魚に夢中の自分に「やめてしまえ」などという否定的な言葉をまわりの人々から投げかけられたことはありませんでした。むしろ、自分を信じ、認めてくれました。振り返ってみると、小さな時から母親に言われてきた、礼儀や言葉遣い、思いやりの心など、人と人とが信頼を深めるための礼節を重んじる教えが、自分にチャンスを広げてくれたような気がします。」
個性を尊重しつつも、それは全くの自由ではなくて、礼節を重んじた目配り心配りがあったということですね。
③夢を大いに語らせる
「小学6年製の卒業アルバムには「東京水産大学(現:東京海洋大学)の先生になって、お魚のことをしっかり調べて、絵を描いて、図鑑を作り、みんなにお魚の魅力をお伝えしたいです」と書きました。」
なんと、自分の夢をばっちり叶えていらっしゃるではありませんか!!ギョギョギョ!という愛らしい風貌からは思いもよらなかった芯の強さがわかった取材でした。
〔記事を読む〕
巻頭インタビュー さかなクン「育み守ろう興味の芽」 「漢検ジャーナルVol.11」(2013.12.1発行)掲載
「漢検ジャーナル」が気になる方はこちら!
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