教育・学習

2020年大学入試が変わる!?書くことと思考力の関係を考える対談

2020年大学入試が変わる!?書くことと思考力の関係を考える対談

 2020年度から大学入試が変わるという話題は、すでに新聞等で報道されてきました。現在の中学2年生が大学入試を迎える年から変わるということで、すでに学校や塾でも新大学入試に向けた対策を打ち出し始めています。

 新しい大学入試では、センター試験に代わって「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」が行われ、高校在学中には学力到達度を測る「基礎学力テスト」が行われる予定です。

 「大学入学希望者学力評価テスト」(以下、「入学希望者テスト」)では、記述式問題が出題されると話題となりましたが、採点に時間がかかることや、そのためにテスト実施時期をずらす必要があるなどの課題が多く結論はまだこれから出されることになります。年間数十万人の受験が想定されることから運営面の不安がある状況では、導入に慎重な声も多いようです。

 「入学希望者テスト」で記述式の出題を行う理由は、受験者の思考力や判断力を評価するためとされています。

 これからの社会で必要となるのは、得た情報を元に考える力や自らの言葉で考えを組み立て伝える力と言われている一方で、小中学校を対象に実施されている全国学力テストでは、「書くこと」の分野を苦手とする傾向もみられ、教育課題でもあるのです。

 そこで、なぜ書く力が大切なのか、考えることと書くことにはどのようなつながりがあるのか、ということを子供たちに伝えていくのに、お薦めの記事をご紹介します。

 それは、『漢検ジャーナルVol.10』(2013年10月発行)に掲載した「書いて伸ばそう『思考力』」という記事です。

 当協会現代語研究室長の佐竹秀雄氏と早稲田大学国際コミュニケーション研究科留学センター教授の佐渡島紗織さんという「文章指導」の専門家のお二人による対談記事で、「書くことと思考することの関係性」や「作文教育の課題」についてお話しされています。

 書くことが苦手なお子さんを持つ保護者の方や、学校・塾の先生にもお薦めの記事です。ぜひご覧ください。

≪参考リンク≫

『書いて伸ばそう「思考力」』の記事はこちら
※『漢検ジャーナルVol.10』(2013.10発行)掲載

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