受検前にチェック!漢検のこれだけは気をつけたいうっかりミス!!

6月19日は、日本漢字能力検定(漢検)の公開会場での検定日です。
受検者の皆さんには実力を出し切ってほしいところ・・・なのですが、実は本来の漢字能力とは違うところで点数を落としてしまっている人もいるのです。
そこで、漢検協会の作問・採点の担当者が語る、“これだけは気をつけたいうっかりミス”をご紹介!「準備はバッチリ!合格圏内!」という人も、「前の日に一夜漬けだ~!」という人も、チェックしてくださいね。
◆漢検の解答は鉛筆かシャープペンで。ペンで解答するのはNG!!
漢検では、みなさんが答えを書きこんだ答案用紙を専用のスキャナーで読み取り、パソコンの画面上に答案の画像を映し出して採点しています。専用のスキャナーは、ペンで書かれたものを読み取ることができません。また、えんぴつで書かれていても、うすいものはきちんと読み取れないことがあります。答えは必ずHB・B・2Bの鉛筆かシャープペンシルではっきりと記入してください。こすって消せるペン(こすることで無色になる特別なインクを使ったペン)も、何かのはずみに消えてしまう可能性があるので厳禁です。
◆問いの指示をよく読んで守ろう!!
問いの文には「ひらがなで」や「漢字一字で」といった指示があるものがあります。問いの文の指示を守っていない解答が特に多いのが「送りがな」。「――線のカタカナを漢字一字と送りがなに直せ」とあるのに、――線以外の部分まで書いてはいけません。
例)心がハズンでいる。
×弾んで ⇒ ○弾ん
◆解き忘れにも要注意!!
漢検の場合、1~7級は問題・答案用紙ともに おもて・うらがあります。また、8~10級には1まいめ・2まいめのどちらにもおもて・うらがあります。見直すときは解き忘れている問題がないか両面を確認しましょう。
どれも基本的なことのように見えますが、実は本当にあった例なのです。受検会場に入ると緊張してしまい、いつもならしないような失敗をしてしまうこともあります。特に初めて受検に挑戦するお子さんや、テストを受けるのは久しぶりという方にはぜひ知っておいてほしいですね。
皆さんが努力した成果を発揮できますようにお祈りしています!
≪引用記事≫
『漢検ジャーナルVol.17』(2016.2発行) 「漢検職員がお答えする漢検Q&A」
≪参考リンク≫
日本漢字能力検定(漢検)のホームページはこちら