苦手な作文は、“言葉の「足し算」”で書いてみよう!

今日から8月ですね。これから夏休みが本番と思いきや、最近は8月前半に夏休みの宿題を提出しなくてはならないという学校もあるとか。
さて、そんな夏休みの宿題の中でも大きな壁になりがちなのが、「日記」や「読書感想文」といった作文の課題です。「作文は苦手!大嫌い!」というお子さんもいる中、何とか原稿用紙を埋めさせたい、できれば、先生に「よく書けているね」と評価してもらいたいと思うのが親心。
そこで、今回は以前『漢検ジャーナル』に掲載した佐竹秀雄(公財)日本漢字能力検定協会 現代語研究室室長のコラムをご紹介します。作文に悩むお子さんや保護者の方におススメの内容です!
一文ずつ丁寧に説明する心がけで変わる!言葉の「足し算」で伝わる文章を書こう!
ポイントその1:主語や大事な説明の語を落とさず、丁寧に述べよう。
文章を書いていると、自分が書きたい内容がはっきりしているがために、言葉を省略してしまいがちです。しかし、読む人が、書いた人と同じイメージを抱くとは限りません。省略することで伝わりにくくなる危険があるのです。文章を書くときには、何も知らない読み手に伝えるつもりで、少し丁寧すぎるくらいに書いてみましょう。
ポイントその2:長い文章を書きたいときは、説明不足をチェックしよう。
不足を補って丁寧に書こうとすると、わかりやすい文章が書けるだけでなく、長い文章が書けるというメリットがあります。原稿用紙を埋めるのに苦労しているという人の文章は、内容をまとめて書こうとして省略が多い傾向があるそうです。文章を書いたら、必ず一度読み返して、主語や説明のことばが不足していないかをチェックしてみましょう!
漢検ジャーナルに掲載したコラムでは、文章の例を挙げてさらにわかりやすく解説しています。気になる方は以下のリンクをチェックしましょう!
≪参考リンク≫
【コラム 知っ得ことば情報】言葉の「足し算」で伝わる文章を書こう 「漢検ジャーナルVol.12」(2014.10発行)掲載