脳研究者がオススメする一番の勉強法とは!?

「どうやったら効率よく勉強ができるの?」というのは、学習する人、させたい人が最も悩む課題です。
漢検ホームページに掲載している脳研究者の池谷裕二先生のインタビューに、そのヒントが書かれていました。
池谷先生がおっしゃるには、一番の勉強法は「アウトプットさせること」なんだそう。
「参考書を読むことは知識を頭にインプットすること、一方、テストを解くことは脳に入っている知識を取り出す行為=アウトプット。インプットとアウトプットだと、勉強には圧倒的にアウトプットが大きな意味を持つ。読んで覚えることは受動的、解くために取り出すことは能動的で積極的な行為であり、アウトプットの方が、脳に負荷がかかるからです。」(インタビュー記事より)
必要な時に必要な情報を取り出す学習の方が、ただ詰め込むだけの学習よりも3倍も効果があるんだそうです。
つまり、問題集を解いたり、テストをしたり、学習したことを頻繁にアウトプットする場があると、学習効果が高まるんですね。
たしかに漢検合格者の方に普段の学習方法を尋ねると、「友人や家族と問題を出し合っていた」、「過去問題集をひたすら何度も解いた」というコメントをよくいただきます。さらに1級合格者にもなると、「ノートに学習したことを書きとめていき、自作の辞書を作った」という方もいます。
やり方は違えど、皆さん「アウトプット」しながら学習していたんですね。
さらに言えば、検定や模擬試験を受けることも「アウトプット」ですから、試験そのものも学習効果を高めていると言えそうです。
さらに、池谷先生のインタビューでは、一気に学習することはあまり効果がないともおっしゃっています。詳しく読みたい方は、下のリンクからインタビュー記事をご覧ください。