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第6回「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」受賞作品発表!

第6回「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」受賞作品発表!

 公益財団法人 日本漢字能力検定協会が主催し、今年度で6回目の開催となる「今、あなたに贈りたい漢字 コンテスト」(応募期間:2018年6月1日~9月14日)。
 このたび、全国から寄せられた応募作品30,807作品の中から、受賞56作品を選出し、ホームページで発表しました。
 このコンテストは、大切な誰かへ、もしくは自分自身へ向けて贈りたい自らの想いを、漢字一字で表現した作品を募集するものです。

 応募部門は小学生部門、中学生部門、高校生部門、大学・一般部門の4部門。今年も、年代・性別を問わず、多くの方々から素敵な作品をご応募いただきました。
 今回の応募作品の中で、最も多く贈られた漢字は「感」。次いで「笑」、「謝」、「楽」、「優」、「愛」、「友」、「夢」、「幸」、「努」の順となりました。

 審査委員長には読売新聞特別編集委員の橋本五郎さん、審査員にはお笑い芸人のゴルゴ松本さん、川柳作家のやすみりえさん、書家の華雪さんをお迎えし、白熱した議論の末、栄えある受賞作品を選出しました。

「絆大賞」に選ばれたのはこちらの4作品です。

小学生部門 絆大賞

第6回「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」小学生部門の絆大賞作品

大恵 貴子 さん(兵庫県・8歳・西宮市立南甲子園小学校)

3才から毎日つづけているお父さんとの交かん日記。私は朝に日記を書いて、お父さんは夜に書いてくれるね。どんなにつかれて帰ってきても、次の日には日記を開けるとお父さんの字がかかれている。ありがとう。これからも私とお父さんだけの日記だよ。

中学生部門 絆大賞

第6回「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」中学生部門の絆大賞作品

赤城 優果 さん(東京都・12歳・洗足学園中学校)

私の祖父の家の柱には、沢山の線と名前が刻まれています。祖父の家を訪れた親せきが刻んでいくのです。その線は私たちの成長の記録です。その線をながめながら「この柱はどれだけながめててもあきないなー」とつぶやいていた祖父の姿が目に焼きついています。

高校生部門 絆大賞

第6回「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」高校生部門の絆大賞作品

須原 英香 さん(長野県・18歳・長野県塩尻志学館高校)

私のお父さんは毎朝私と妹のお弁当を作って家を出ていく。普段は不器用ですぐ怒るお父さんだけれど、一切冷凍食品を使わず、朝早くからこしらえてくれる。お父さんのお弁当を食べる頃には温かくはないけど、暖かい。そんな毎日に感謝して私は今日も家を出る。


大学生・一般部門 絆大賞

第6回「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」大学生・一般部門の絆大賞作品

松山 勇吉 さん(埼玉県・公務員)

中学の頃、ゲームを買おうと貯金したけど、思い直して母さんに化粧品を買った。毎日すっぴん同然だったから。二十年後、俺の結婚の時に、母さんは錆びた化粧品の缶を出してくれた。胸が詰まった。裕福ではなかったけど、この家に産まれて幸せだったよ。

 いかがでしたか?漢字に込められた感謝の気持ちや素敵なエピソードに、こちらの胸も熱くなってしまいますね。
下記のリンクでは、今回紹介しきれなかった珠玉の受賞作品を発表しています。どうぞご覧ください!

 なお、表彰式は、3月26日(火)に京都・祇園にある「漢検 漢字博物館・図書館」(漢字ミュージアム)で開催します。また、同日に漢字ミュージアムで本コンテスト審査員でもあるゴルゴ松本さんによる「命の授業」も開催されます。詳しい情報は、漢字ミュージアムホームページをご覧ください。

≪参考リンク≫

・第6回「今、あなたに贈りたい漢字 コンテスト」受賞作品の発表はこちら
・3/26ゴルゴ松本の「命の授業」の案内はこちら
・「漢検 漢字博物館・図書館」(漢字ミュージアム)のホームページはこちら

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