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漢検1級・準1級の合格者に聞く!難関級受検のきっかけとメリットは?

漢検1級・準1級の合格者に聞く!難関級受検のきっかけとメリットは?

 こんにちは。漢字カフェ担当のキンスケです。

 最近クイズ番組などで、難読漢字を見かける機会が増えましたね。中には漢検1級・準1級で出題される漢字もちらほら。準1級以上は、新聞でも見かけないような常用漢字表外の漢字からも出題されており、合格率も準1級が15%、1級に至っては7%と、かなりの難関です(2019年第1回検定より)。

 そんな難関級に合格した猛者たちが集う組織「漢検 生涯学習ネットワーク」にて、アンケートを実施しました。テーマは「漢検1級・準1級の受検を決めたきっかけは?」。

 彼らが準1級以上に挑戦しようと思った背景には、一体どんな動機やメリットがあったのでしょうか。回答の一部をご紹介します!
※()内は、準1級以上を初めて受検した時の年代と、現在の取得級です。

元から漢字・日本語に興味があった。知的好奇心が刺激される!

・漢検2級に合格して、自然な流れで次の準1級にチャレンジしようと思った。2級に合格した時には既に漢字が好きになっており、合格がわかってすぐ書店で準1級の問題集を手にとった。ざっと目を通してみて、知らない漢字がまだまだたくさんあることを痛感して知的好奇心をくすぐられた。また、当時はまだ中学生で周囲に漢検準1級以上を取得している人がおらず、合格したらかなり大きな自信になりそうだという期待もあった。(10代・1級)

・大学で勉強していることのほかにも勉強しようと思い、昔から漢字が得意だったこともあって、漢検準2級、2級を順に受けた。特にすごく努力するわけでもなく、楽しみながら勉強をして合格をすることができたので、自分に合っているんだな、と、続けて準1級も受けた。(20代・準1級)

・20代後半の時に初めて訪れた香港で、亀の正字( 龜 )を初めて見て、漢字の奥深さを知ったことと、書けるようになりたいと思ったこと。その後、数回の訪問と、台湾、中国本土への旅において、看板などの意味を把握したいという目的を持ったからです。(30代・1級)

・大の読書家で、TVのクイズ番組等の準1級問題はほぼ読めたので、「これなら合格できそうだ」と自信を持ち、ふた月ほど問題集に取り組み、180点超えで見事一発合格しました。(50代・準1級)

・当時の任天堂DSゲーム「漢検」が2級までの内容だったため、その上の段階の遊びとして実際の準1級受検を考え、対策勉強を始めた。しかしすぐに準1級の水準に達し、その時点で最初の検定日までなお数か月あったため、1級受検に切り替えた。(40代・1級)

子ども・教え子と一緒に受検。切磋琢磨できる!

・中学校の国語の教員をしています。生徒に「先生は何級ですか?」と聞かれることが度々あります。学校を準会場として受けられるのは2級まで。準1級以上は受けられません。生徒に話して恥ずかしくない級が欲しいと思い、受検を決めました。インパクトありますよ!今は3年生を担任しているので、「一緒に頑張ろう!」と言って、1級にチャレンジしています。(30代・準1級)

・子どもに、「頑張っている背中」を見せたかったからです。子どもが大きくなったときに、「新しいことを始めるのはいつからでも遅くないんだよ」とチャレンジ精神を伝えるため、まずは自分が手本にならなければと考えました。当時子どもは0歳でしたが、寝ている間にこつこつと勉強を重ね、約1年半かけて合格に辿り着きました。(30代・準1級)

・娘達の高校、大学受験のやる気スイッチがなかなか入らず、母親の学ぶ姿を見せる事で奮起してくれればと漢検受検を決めました。準2級から始め、今は1級合格を目指している所であります。(40代・準1級)

自己啓発のため受検。日本語を磨ける!

・ドイツに留学した時に「自分自身を形作る」言葉の尊さを改めて実感し、母語を極めたいと思ったからです。(20代・準1級)

・個人で日記をつけていたのだが、自分で思っていた以上に漢字が書けず、それではいけないと思ったから。(20代・準1級)

・スマホでの自動変換により漢字を書く機会が少なくなり、忘れてしまう事に不安を覚え、挑戦しようと思った。(40代・準1級)

学校での受検がきっかけ。同学年に差をつける!

・中学1年生の時、学校で全員3級を受検する機会があり、その際に漢字学習の楽しさに気づきました。その後続けて準2級、2級に合格し、まだ物足りなくて準1級に挑戦しました。(10代・準1級)

・私の学校では、漢検などの検定の合格者が表彰されます。2級はたくさんいるのですが、準1級は今まで1人もおらず、表彰されたら格好いいなと思い受検しました。(10代・準1級)

・自分は、中学1年生のときに漢検2級を取得していたのですが、同学年の友達が、学校で受けることになっている漢検に続々と合格し、自分の取り柄が埋もれてしまうと感じたので、母からの薦めもあり、中学3年生のときに初受検、合格しました。(10代・準1級)

 いかがでしたか?難関級の受検には様々な理由があるのですね。クイズ番組が好きな方、何か打ち込めることを探している方、ぜひ漢検1級・準1級に挑戦してみてはいかがでしょうか。合格後は、「漢検 生涯学習ネットワーク」へのご登録もお待ちしています!

※アンケート結果は、漢検 生涯学習ネットワークの会報誌「会員通信Vol.33」にも掲載しています。

≪参考リンク≫

・会員通信のバックナンバーはこちら
・漢検 生涯学習ネットワークの詳細はこちら
・日本漢字能力検定ホームページはこちら

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≪キンスケ紹介≫

漢字カフェ担当キンスケ漢字カフェ担当の3年目漢検協会職員。
京都在住で、趣味は読書、博物館・水族館巡り。
好きな食べ物はスイカとおでん。


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