半数以上の大学が漢検を入試で評価!その理由とは?

(公財)日本漢字能力検定協会は、2018年8月から11月にかけて、全国の大学・短期大学における「漢検」の活用状況の調査を行い、その調査結果を漢検ホームページにて2019年1月に公表しました。この調査の結果、なんと調査対象校のうち2校に1校が入試時に漢検を評価・活用していることが明らかになりました。なぜここまで漢検の取得が評価されるのでしょうか?今回はその理由に迫ります!
今回調査の対象校となったのは、全国の大学・短期大学1,071校。そのうち約52%の学校が、入試において漢検を活用しているという結果になりました。また、特に推薦入試・AO入試において、漢検が評価・活用されていることがわかりました。
気になる級設定ですが、大学・短期大学での入試では、漢検2級・準2級が多く評価・活用されています。なお、各級のレベルと合格率は以下の通りです。
・2級…高校卒業・大学・一般程度、合格率19.9%
・準2級…高校在学程度、合格率33.0%
(合格率は、平成30年度第2回検定のもの)
どちらも決して楽に受かる難易度ではありませんが、特に2級は合格率20%を切っており、集中して勉強に取り組むことが必要です。ここから、大学が漢検取得を評価する理由が見えてきます。つまり、漢字学習の定着度を測る指標としてはもちろん、目標に向かって努力する力を評価する基準として、漢検が評価されているのです。
これは大学入試だけでなく、就活の場面で漢検を評価する企業が多い理由にもつながります。大学入試を控えている方は、この機会にぜひ漢検を取得し、意欲や成果をアピールしてみてはいかがでしょうか?
漢検ホームページでは、調査結果を詳しく掲載しているほか、志望校の活用状況を検索することもできます。こちらもぜひご覧ください。
≪参考リンク≫
・大学における「漢検」資格活用状況調査はこちら
・漢字検定ホームページはこちら
≪掲載画像≫
・記事上部:Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)
・記事中の表:漢検ホームページより