歴史・文化
【七夕伝説】織姫と彦星、実は〇〇なカップルだった

7月7日といえば、織姫と彦星が1年に1度ようやく会える特別な日ということで、この七夕の日に特別な願いを託す人も多いのではないでしょうか。
織姫と彦星は、それぞれ「夏の大三角」を夜空に映し出す、こと座の「ベガ」、わし座の「アルタイル」という1等星であることはご存じですね。(もうひとつは、はくちょう座の「デネブ」。)
実はこの【七夕伝説】、こんな裏話もあるのです・・・。
【七夕伝説】では、織姫(「ベガ」)と彦星(「アルタイル」)が会えるのは1年に1度、七夕の夜だけ。でも、「ベガ」と「アルタイル」の寿命は、数十億年から100億年と言われています。仮に80億年とすると、織姫と彦星は一生のうちに80億回も会っていることになります。
この壮大な宇宙時間を私たち人間の一生に当てはめてみましょう。
まず、人間の寿命を80年とします。そして、織姫と彦星は一生のうちに80億回会っています。80年で80億回会うには、なんと1秒間に3回以上も会わなくてはならないのです!
織姫と彦星、1年に1回しか会えない可哀想な恋人たちのはずが、なんだか周りも引いてしまうくらいベタベタなカップルに思えてきました…。
ちなみに、七夕は秋の季語であることはご存じですか?
もともと七夕は旧暦の七月七日の行事であり、これは今の暦では8月上旬~中旬あたり、つまり立秋付近となります。そのため、七夕は秋の季語となっているのです。北海道や仙台では、現在も8月に七夕のまつりを開催しています。
五月雨や五月晴れが「五月」とあるのに「夏」の季語であるのと同じことですね。
さて、今年の七夕は晴れるかな?