「鬼」にまつわることわざを探してみよう

明日は2月3日で節分ですね。豆まきをするだけでなく、恵方巻きや鰯を食べたりとさまざまな風習があるようです。
さて、豆まきといえば「鬼」ですよね。
古来から鬼は様々な物語の中に登場しており、伝統的な魔物です。そのため、日本語のことわざの中には、「鬼」が出てくることわざがたくさんあるのです。
今日は、その中のいくつかをご紹介しましょう。
鬼の霍乱(おにのカクラン)
ふだん丈夫な人が珍しく病気になることをひやかしていう語です。「霍乱」(カクラン)とは、日射病や急性腸炎など、夏に起こりがちな病気の昔の呼び方だそうです。
鬼の居ぬ間に洗濯(おにのいぬまにセンタク)
怖い人や気兼ねする人のいない間に、くつろいで好きなことをすることを表します。
先生がお休みの日の教室は、まさに「鬼の居ぬ間に・・・」ですね。
鬼の目にも涙(おにのめにもなみだ)
無慈悲な人やふだん厳しい人でも、時として哀れみの情を起こして涙を流すことがあるというたとえです。
普段厳しい人が泣くと、そのギャップに驚きますよね。
鬼も十八、番茶も出花(おにもジュウハチ、バンチャもでばな)
女の子は少々器量が悪くても年ごろになれば娘らしくなり、それなりに魅力も出てくるものだというたとえを表したことわざです。
醜い鬼でも年ごろにはそれなりに美しくなり、番茶でも入れたてならよい香りがする意味からきているそうです。
でも、う~ん、今これを言うと「OOハラ」と言われてしまいそうですね…。
鬼が出るか蛇が出るか (おにがでるかジャがでるか)
次にどのような運命や出来事などが待ち構えているか予測できないことを表した言葉です。もともとは人形師の口上からでた言葉なので、リズムがいいですよね。
以上、5つご紹介してみました。改めてみると、「鬼」に対する「強い」「恐い」などのイメージから生まれた言葉が多いように見えます。
さて、明日皆さんの周りに「鬼」は出てくるでしょうか!?