漢字の使い分け

「顧みる」「省みる」それぞれ何を振り返る?

「顧みる」「省みる」それぞれ何を振り返る?

 こんにちは、漢字カフェ担当のカンキツです。
 「かえりみる」には「顧みる」「省みる」の表記がありますが、皆さんはそれぞれの表記にどんな意味の違いがあるか説明できますか?
 詳しく見ていきましょう!


【顧みる】例文:幼い頃のことを顧みる
「顧みる」とは、単に後ろを振り返ること、過去を考えてみること。


【省みる】例文:自分の行いを省みる
「省みる」とは、自分の心や行いを振り返ってよく考えること。



 「顧みる」は過ぎ去ったことをただ振り返っているのに対し、「省みる」は自分自身の行動の良し悪しについて考え、「反省する」という意味が含まれているのです!

 同訓異字は、どの表記で書けばいいのか迷うことがよくありますよね。ぜひ他にも気になっているものがありましたら漢字ペディアで調べてみてください!

≪参考リンク≫

漢字ペディアで「顧みる」を調べよう
漢字ペディアで「省みる」を調べよう

≪おすすめ記事≫

新聞漢字あれこれ105 インタビューにどうこたえる? はこちら
新聞漢字あれこれ139 紙幣の「かいさつ」を考える はこちら

記事を共有する