気になる日本語
「あまつさえ」は、何を強調している?

「あまつさえ」はどんなときに使う言葉か分かりますか?
「あまつさえ」は、「それだけでなく」「そのうえに」「おまけに」などの意味があり、悪い出来事が重なって起こるときに使う言葉です。
漢字で書くと「剰え」で、「剰」は、「多すぎて残る。あまり」を意味します。もともとは「あまりさえ」と言ったのが、「あまっさえ」→「あまつさえ」と変化したようです。
「あまつさえ」には「余計なこと」の意味があるので、よい出来事が重なっても使わないようにしましょう!
【文例】
「待ち合わせの相手は来ず、あまつさえ、雨も降りだした」
「道に迷ってしまった。あまつさえ、携帯電話のバッテリーが切れた」
≪参考リンク≫
≪おすすめ記事≫
新聞漢字あれこれ47 私淑の「私」は、ひそかに はこちら