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「あまつさえ」は、何を強調している?

「あまつさえ」は、何を強調している?

「あまつさえ」はどんなときに使う言葉か分かりますか?

「あまつさえ」は、「それだけでなく」「そのうえに」「おまけに」などの意味があり、悪い出来事が重なって起こるときに使う言葉です。

漢字で書くと「剰え」で、「剰」は、「多すぎて残る。あまり」を意味します。もともとは「あまりさえ」と言ったのが、「あまっさえ」→「あまつさえ」と変化したようです。

「あまつさえ」には「余計なこと」の意味があるので、よい出来事が重なっても使わないようにしましょう!

【文例】
「待ち合わせの相手は来ず、あまつさえ、雨も降りだした」
「道に迷ってしまった。あまつさえ、携帯電話のバッテリーが切れた」

≪参考リンク≫

漢字ペディアで「あまつさえ」を調べよう

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