漢字・日本語ニュース
ベトナムで日本語学習者が増加。初の「漢字練習ノート」も発売!

文具メーカーのコクヨが、関西大学と共に共同開発した、ベトナム国内の日本語学習者向の「漢字練習ノート」を5/10より発売すると発表しました。
関西大学との共同プログラムにおいて、ベトナムの日本語学習者に対して日本語学習ノートに求めることのインタビューを行ったところ、ベトナムには漢字を書いて覚えるための専用ノートがないことがわかったそうです。そこで、漢字を整えて書くための罫線などを入れた漢字学習用の練習ノートを開発し、発売までに至りました。
ノートは、漢字を書きとるだけでなく、読みや筆順、ベトナム語訳を入れることで、1冊の自分だけの辞書のようなノートにすることができるようです。
ベトナムでは日本への留学や現地の日系企業への就職を目指して、日本語を学習する人が増えています。ベトナムと言えば、小学校の第1外国語として日本語が取り扱われることになったというニュースを「漢字カフェ」でもお伝えしましたが、5月初旬に馳文科相がベトナムに訪問した際には、日本式の教育を展開するための支援をすると表明したと話題になっていました。
もともと同じ漢字文化圏でもある日本とベトナム。教育分野での連携がますます強くなるであろうということで要注目です。
≪参考リンク≫
・漢字カフェ 「ベトナムの小学校で、日本語が「第一外国語」に!」
・コクヨ プレスリリース 「ベトナム市場初!「日本語練習ノート」5/10(火)発売」 2016/4/25発表