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「言語活動」に役立つ情報サイト 『TEAChannel』がオープン!

「言語活動」に役立つ情報サイト 『TEAChannel』がオープン!

 こんにちは、漢字カフェ担当のキンスケです。

 公益財団法人 日本漢字能力検定協会は、全教科の学びを支える「言語活動」を充実させるために奮闘する学校の先生を支援する情報サイト『TEAChannel-言語活動に取り組む先生のためのサイト-』(以下、「TEAChannel」)をオープンしました。

 変化が大きい教育現場。その中で、「言語活動」に役立つ情報をお届けするサイトが「TEAChannel」です。「TEAChannel」には、「実践事例」と「コラム」のふたつのコーナーがあります。(会員登録ができるのは学校教育関係者のみですが、会員登録をしなくても、指導の概要やコラムは読むことができます。)

実践事例

 各学校の研究授業や注力している取り組みを紹介しています。例えば、「題名に込められた作者の思いを考えよう ~学習意欲の向上につながる導入の工夫~」では、宮沢賢治作『やまなし』を読解するための授業の方法を詳しく掲載しています。児童に質問を投げかけるタイミングや、宮沢賢治の他作品を読み理解を深める様子を具体的に見ることができます。会員登録すれば動画と指導案も見ることができるので、どなたでも取り入れることができそうです。

コラム

 言葉をテーマとした、2~3分で読めるコラムです。現役の小中高の先生や大学教授の方を中心に、毎日の気付きや新しい取り組み、最新の教育事情などが書かれています。漢字カフェで「新聞漢字あれこれ」を連載している小林肇さんのコラムもあります。漢字カフェとはまた違ったテイストのコラムをぜひお楽しみください。

 2020年度からスタートした「学習指導要領」では、「言語能力はすべての学習の基盤となる力」として国語だけでなく他の教科等、教育課程全体をとおして育むこととなっています。「TEAChannel」では、国語に限らずさまざまな教科での取り組みをご紹介していく予定ですので、小・中・高校、全教科の先生方にご覧いただけます。また、「TEAChannel」は、コロナ禍で外部の授業見学や研究授業への参加が難しい先生方の一助となることも期待されます。

 もちろん、学校の先生以外の方でも、「学校教育の現状」をリアルに知ることができます。ご自身の学校生活と比較しながら、現在学生のご家族ご友人の生活を想像しながら「TEAChannel」をぜひご覧ください。

≪参考リンク≫

TEAChannelはこちら

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≪キンスケ紹介≫

漢字カフェ担当キンスケ漢字カフェ担当の4年目漢検協会職員。
京都在住で、趣味は読書、博物館・水族館巡り。
好きな食べ物はスイカとおでん。


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