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2017年度「漢検」合格率、全国1位はあの都道府県!
2018.07.27
(公財)日本漢字能力検定協会が、2017年度の日本漢字能力検定(漢検)の都道府県別受検者数と合格率を公表しました。
全体、小学生、中学生、高校生の年代において合格率が髙かった都道府県は次の通りです。
順位 | 全体 | 小学生 | 中学生 | 高校生 |
1位 | 京都府 (63.7%) | 福井県 (92.2%) | 鳥取県 (68.6%) | 鳥取県 (38.6%) |
2位 | 奈良県 (63.7%) | 鳥取県 (92.1%) | 大分県 (68.5%) | 大分県 (37.6%) |
3位 | 長野県 (63.1%) | 新潟県 (91.2%) | 徳島県 (67.7%) | 香川県 (34.8%) |
平均合格率 | 56.2% | 87.3% | 53.7% | 28.2% |
全体での1位は京都府、小学生の1位は2016年度に続いて福井県、中学生、高校生の1位は2016年度に続いて鳥取県(高校生は3年連続)となりました。
小学生で1位となった福井県と中学生・高校生で1位となった鳥取県では、それぞれ県独自の漢字教育をおこなっているということを、昨年「漢字カフェ」でもご紹介しました。
>漢字カフェ『2016年度「漢検」合格率、1位の県の独自の取り組みに注目!』(2017.06.14掲載)
全体で1位となった京都府は、2015年度3位、2016年度2位と1つずつ順位を上げ、2017年度ついに1位を獲得しました。京都市では、市教育委員会が市立小・中・総合支援学校に在籍する児童生徒を対象に漢検の検定料補助を行なっており、小、中学生のうちに漢検を受検することが定着してきたことが結果に表れているのかもしれません。
また、全国の小学生の漢検志願者数は、2016年度54.3万人から2017年度59.7万人と伸びています。昨今、小学校での外国語教育やプログラミング教育に注目が集まっていますが、そんな中でも小学生の内に母国語の土台となる漢字能力を身につけさせたい、と考える教育関係者や保護者も増えているというのは大変興味深いです。
漢検の級別の志願者数、合格者数のデータは漢検ホームページに掲載されています。ぜひご覧ください。
《参考リンク》
・漢検ホームページ 年度・回ごとの級別志願者数・合格者数データ
・漢字カフェ『2016年度「漢検」合格率、1位の県の独自の取り組みに注目!』(2017.06.14掲載)
《掲載画像》
hanako / PIXTA
全体での1位となったのは、京都府。京都市では、市教育委員会が市立小・中・総合支援学校に在籍する児童生徒を対象に、漢検の検定料補助を行なうなど、子どもたちの漢検受検を後押ししています。
また、小学生で1位となった福井県と中学生、高校生で1位となった鳥取県では、県独自の漢字教育をおこなっており、昨年「漢字カフェ」でもご紹介しました。
>漢字カフェ『2016年度「漢検」合格率、1位の県の独自の取り組みに注目!』(2017.06.14掲載)
《参考リンク》
・漢検ホームページ 年度・回ごとの級別志願者数・合格者数データ
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