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「月夜の蟹」ってどんな意味?面白い「月」のことわざ
2019.08.30
こんにちは、漢字カフェ担当のキンスケです。
9月も目前に迫り、お月見の時期が近づいてきました。今年の十五夜(中秋の名月)は9月13日(金)です。
そこで本日は、「月」にまつわる面白いことわざ・格言をご紹介します。月がきれいに見える夜には、ぜひ思い出してみてくださいね。(出典:漢字ペディア)
・月夜の蟹(かに)
見かけだおしで実質を伴わないことのたとえ。カニは、月夜にはえさを探して食べることをしないために、月夜に獲れるカニは身が少ないといわれることから。
・月に叢雲(むらくも)花に風
よいことには何かとさまたげが入るたとえ。また、この世の中の思うようにいかないことのたとえ。美しい月も厚い雲に隠され、きれいに咲いた花も風に吹かれて散ってしまう意から。「花に風」は「花に嵐」ともいう。
・月夜に釜を抜かれる
すっかり油断して大きな失敗をしてしまうことのたとえ。「抜く」はひそかに盗み取ること。月が出て明るい夜に大きな釜を盗まれてしまう意から。「月夜に釜」ともいう。
・月夜に背中炙(あぶ)る
方法がまわりくどくて効果のあがらないたとえ。また、手段のまちがっているたとえ。弱い月の光で背中をあぶっても、あたたまらない意から。
「蟹」「背中炙る」など、美しい月夜とはなかなか結び付かない言葉だけに、インパクトがあって印象に残りますね。この言葉をつくった人の発想には脱帽です。
ちなみに下記の参考リンクからは、「弓張り月」や「立待月」など、知っていると一目置かれそうな、優雅な月の呼び方を学べます!
今年は月にまつわる言葉に注目して、いつもとは一味違ったお月見を過ごしてみてはいかがでしょう?
《参考リンク》
・「望月」はどんなお月さま?~優雅な月の呼び方~ はこちら
・漢字ペディアで「月」を調べよう
★☆おすすめの記事☆★
・「満天の星空」は間違い!?ちょっと気をつけておきたい表現とは。 はこちら
・「肉」じゃないのはどれ? はこちら
<キンスケ紹介>
漢字カフェ担当の3年目漢検協会職員。
京都在住で、趣味は読書、博物館・水族館巡り。
好きな食べ物はスイカとおでん。
<記事画像>
tamayura / PIXTA(ピクスタ)
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