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クイズ番組で話題の難読漢字にチャレンジ!その5
2022.02.25
こんにちは。漢字カフェ・激ムズ漢字担当のグッピーです。
第5弾となる今回も、TBSテレビの人気クイズ番組「東大王」の難問オセロで紹介されている難読漢字の一部をご紹介します。
過去の記事もぜひご覧ください。第4弾・第3弾・第2弾・第1弾
みなさん、次の漢字が読めますか?2番は土の中にすむうねうねした生き物です!(本記事の後半に標準解答を記載しています)
1.馬鮫魚 (漢検2020年度第3回 1級で出題) 漢字ペディアで「馬鮫魚」を調べる
2.蚯蚓 (漢検2013年度第3回 1級で出題) 漢字ペディアで「蚯蚓」を調べる
3.繁縷 (漢検2009年度第3回 1級で出題) 漢字ペディアで「繁縷」を調べる
上の問題はすべて「東大王」の難問オセロで紹介されている難読漢字ですが、実はすべて漢検1級でも出題されています。
※TBSテレビ「東大王」について、詳しくはこちらをご覧ください。
★グッピーの解説!
2番の「蚯蚓」は地中にすむ「みみず」です。目がないことから「めみえず」と呼ばれていたものが、音変化により「みみず」になったという説があります。「蚯蚓」表記は漢名に由来しており、音読みだと「きゅういん」と読みます。体を引いて通ったあとが丘のようになることに由来すると言われています。動植物の難読語は、読み方がわからなくても、漢字や字義から推測できる場合もあるかもしれません。
しかし、注意が必要!虫偏がつくからといって、「昆虫」のことを指すとは限らないのです。昔は爬虫類や両生類も「虫」の仲間として考えていたため、「蛙」のように昆虫じゃないものにも虫偏がつきます。漢字から連想するときは、頭を柔らかく~!
【難読漢字 標準解答】※その他の読みも存在する場合があります。
1.馬鮫魚…さわら
2.蚯蚓…みみず、きゅういん
3.繁縷…はこべ、はこべら
では、次回の「難読漢字にチャレンジ!」もお楽しみに!
★☆おすすめの記事☆★
・あつじ所長の漢字漫談11 蟹になぜ《虫》があるのか はこちら
・漢検準1級配当漢字をなぞ解きで学ぼう!第45問 はこちら
<グッピー紹介>漢字カフェ・激ムズ漢字担当です。
日々漢字の奥深さを探求しています。
休みの日は関西某テーマパークの常連です。
<記事画像>AK / PIXTA(ピクスタ)
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