気になる日本語漢字の使い分け

「混ぜる」と「交ぜる」、まざり方が違う??

「混ぜる」と「交ぜる」、まざり方が違う??

 「コーヒーにミルクを入れてよくまぜる」、「大人も子どもにまじって遊ぶ」など、「まぜる」・「まじる」という言葉を使うとき、あなたなら次のA、Bどちらの漢字を選択しますか?

 A.混(じる・ぜる)
 B.交(じる・ぜる)


 正解は、「コーヒーにミルクを入れてよくまぜる」の場合はAの「混」、「大人も子どもにまじって遊ぶ」の場合は、Bの「交」です。

 「混じる」と「交じる」では、何が違うのでしょうか。

 それは、まぜた後の「まざり方」にあります。

 「漢字ペディア」では、「交じる」は「いろいろなものが入り組む。とけ合わずにまじる。」とありますが、「混じる」は「もともと別のものが一体になる。とけ合ってまじる。ほか、広く用いる。」とあります。

 「大人と子ども」はまじってもそれぞれの性質はそのままなので、「交じる」が正解。
 「コーヒーとミルク」は溶け合ってしまうので「混ざる」が正解となります。

 漢字の選択に悩んだときは、この原則を思い出してみましょう!

≪参考リンク≫

漢字ペディアで同訓異義「まじる」を調べよう

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