漢字ペディア2021年下半期アクセス数ランキング発表!1位は東京五輪で注目されたあの漢字

こんにちは、漢字カフェ担当のキンスケです。
公益財団法人 日本漢字能力検定協会が運営する漢字・日本語検索サイト「漢字ペディア」。そこで2021年下半期(7月~12月)によく調べられた漢字・言葉をご紹介します。
★漢字部門
1位の漢字「椛」は、7月26日にアクセス数が急増していました。この日は、東京オリンピックで「スケートボード女子ストリート」が行われ、西矢椛(にしや・もみじ)選手が日本人史上最年少の13歳で金メダルを獲得する快挙を成し遂げた日でした。新競技であったスケートボードは、前日に堀米雄斗選手が男子ストリートで金メダルを獲得するなど注目されていたこともあり、西矢椛選手の「椛」を検索した方が多かったようです。ちなみに「椛」は漢検準1級配当の国字です。2021年上半期と比較すると、アクセス数は14.5倍にもなりました。
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★言葉部門
1位:谺(やまびこ)
2位:大蒜(にんにく)
3位:太だ(はなはだ)
4位:熊猫(パンダ)
5位:算盤(そろばん)
最も検索された言葉は、「やまびこ」でした。1位の「やまびこ」は「山彦」、3位の「はなはだ」は「甚だ」がどちらかというと一般的かと思いますが、異なった書き方の漢字にアクセスが集まりました。「谺」「太だ」「算盤」は、ある1日にアクセスが集中していました。調べたところ、いずれもテレビで全国放送されたクイズ番組でその漢字に関わる出題があったようで、影響の大きさを感じます。
※漢字「谺」には「こだま」読みもありますが、ここでは言葉「やまびこ」として掲載しています。
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皆さんが検索した漢字や言葉はありましたか?これからもめずらしい漢字に出合ったときや、言葉の別の漢字表記を知りたいときは、「漢字ペディア」を活用してください。
≪参考リンク≫
漢字ペディアはこちら
国字の説明は「クイズ番組で話題の難読漢字にチャレンジ!その3 ~魚の世界~」記事をチェック
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≪キンスケ紹介≫
漢字カフェ担当の漢検協会職員。
京都在住で、趣味は読書、博物館・水族館巡り。
好きな食べ物はスイカとおでん。